■ 炭の種類
白炭
白炭とは、ウバメガシ・アラカシ・ナラ・ホオなどの樹木を 1,000度以上の高温で焼いた硬質の炭です。
火付きは良くありませんが、一酸化酸素の発生の少ない火持ちの良い炭です。
電気を良く通す性質があり、叩くと金属のような音がします。
白炭という名称は、焼きあがった炭に灰と土を混ぜた消し粉をかけて消化するために表面に灰が付着して白っぽくなることからきています。
ウバメガシの木を原料とする備長炭は白炭の代表です。
材質は硬く20〜25年で約10メートルまで成長するが、細く曲がりくねっているので建材には不向きです。
ブナ科の常緑樹で、和歌山県南部・千葉県・高知県など温暖な海岸近くの傾斜地に生えています。
燃焼温度は低いが、火持ちがよいことで知られています。